零れ落ちる言葉と遊ぶ

零れ落ちる言葉と遊ぶブログです。

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2013.01.22 Tuesday

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2010.05.08 Saturday

恋愛未遂


恋をした。ただ、あなたに恋をした。


向こう側、反対方向の電車を待つホームで微笑むあなたは、
優しい顔で缶コーヒーを飲んでいた。


雑踏の中、人々の命がうねりを上げてぶつかり合うこの場所で、
あなたは、僕の時を止める。


もうすぐ、あなたの季節が終わる。
コーヒーの名前を残して。



2010.05.06 Thursday

優しい気持ち


新し物好きな彼が、
いつまでも買い換えない携帯の調子が、最近悪いらしい。


ちょうど良い機会だったから、何で換えないのか聞いてみた。
すると彼はこう言った。


見て、この携帯には、
世界の始まりが入っているでしょ?と。


覗き込んだ携帯には、
私達がまだ友達だったあの日があった。


2010.05.04 Tuesday

見せ掛けの自由


飛べない鳥が言うには、
大空を今も舞う彼らは、時代遅れらしい。


自由?バカを言うな。奴らは、飛ぶ事は生きる事なんだぜ?
自由も不自由もないよとも。


さらに続けて、俺はご覧の通り自由だろ?
こうして地上に降りて暮らしていけるんだからと雄弁に語る。


飛べない翼を優雅に広げながら。


2010.05.02 Sunday

雨の宴


バケツをひっくり返した様な雨だった。


空き地も公園も、まるで川の様な姿になり、
失った遊び場が、新しく生まれ変わる。


空を走る稲妻が、夜に落ちる雷の凄さを想像させたけど、
僕らは傘を投げ捨てて、乾いた服で、川に向かって飛び込んだ。


知ってるかぃ?笑い声は、虹を呼ぶんだぜ。


2010.04.30 Friday

ノンフィクション


最近、午前2時過ぎに決まって、
部屋の窓を叩く奴がいる。


コンコン、コンコン、コンコンと、6回。


まさか幽霊?とも思ったけど、
そんなバカなと思い直した、3日後。
どうやら僕は、窓を開けたまま寝たらしい。


午前2時過ぎ、赤い靴に赤い口元、
長い黒髪の見知らぬ女が、にやりと笑う。


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